「ハイペリオン」を読みました。
人類が地球から離れた遥か後の世界、辺境の惑星「ハイペリオン」には「時間の墓標」と呼ばれる時間を逆転させる力を持った謎の建造物があり、またそこには殺戮者「シュライク」が封じられているとも言われれている。その時間の墓標に何らかの異変が起き、また宇宙の蛮族「アウスター」が侵攻を開始したことから、7人の「巡礼」がハイペリオンに送り込まれる、というストーリーです。「涼宮ハルヒの憂鬱」の中で長門が読んでたことでも有名ですね。(とか書きつつぼくはそのシーン見てないのですが…)
その7人の巡礼達が「時間の墓標」に向かいながら、それぞれの行かなければならない理由を語るという、一種の連絡短編みたいな形になっています。これがどれも面白いんですよ。司祭、兵士、詩人、学者、探偵、領事、というそれぞれ全く違う話があり、SFっていう一本背骨は通りつつ、ラブロマンスみたいなテイストだったりハードボイルドみたいなテイストだったり、ガンガン攻めてくる魅力があります。また訳文もいい!読みやすいのはもちろんですが、単語のチョイスとかもなんかカッコイイんですよね。
で、それぞれの理由を語り終えたところでラストが「一歩一歩を踏みしめて、(注:「時間の墓標」に向かう)谷の底へと降りていった」。
…着かへんのかい!!!!!
思わず古のテキストサイトみたいな書き方しちゃいましたが、続編の「ハイペリオンの没落」(と、さらにいうならその続編の「エンディミオン」「エンディミオンの覚醒」で四部作)まで読んで完結らしく、ハイペリオンだけ読んでも特に結末とかないのでした。
こ、これは続きも読むしかない…!
404 Blog Not Found:中年になってから読むべき最高傑作 - ハイペリオン/没落/エンディミオン/覚醒
↑中年になってから読むべき、とありますが、年齢関係なく楽しんで読めると思います。中年になったらまた別の楽しみ方ができるのかもしれませんが…。
けものフレンズOPの板のようなものは何なのか
「けものフレンズ」のOPで前からずっと気になってることがあるんですが、それはサーバルちゃんの持ってる板。「夕暮れ空に指をそっと重ねたら」の後のカットですね。どう見ても板のような何かなんですが、本編ではこんなシーンはなくって、もやもやしてました。
話が進むにつれてOPの中身も変わっていき、シルエットだったフレンズが登場後は見えるようになったりするのですが、7話から大きな変更がありました。それは、板のシーンの後、フレンズたちが出てくる縦のカットで、ツタで作った紐のようなものが追加されていること。これまでの話を振り返ると、ツタと板で思い出すのはやはり橋。あれは橋を作るのでは…。
そう思ってOPを見直した時に気付いたのですが、本編のストーリーをそのままなぞっているのではないか、と思われる構成になってるんですね。
まず、一番最初に出てくるのが橋。つまり、「かばんちゃんはどこかから渡ってきた」ということになります。ジャパリパーク内の橋という可能性もありますが、橋というのは川、つまり境を超えるものであるという象徴であるので、その可能性は当てはまりません。
その後はジャングルのようなところを通り抜けてサバンナに。最初に出てくるのがサーバルちゃんで、これは言わずもがなですが最初に出会うフレンズがサーバルちゃんだということですよね。
最近出会ったフレンズが写るカットの後、例の板のシーン。ここだけを見ると意味が分からないのですが、その後に今まで出てきたフレンズと紐が同時に写っています。
海に沈む夕陽を見ながら落ち込むかばんちゃん、板を持ってなぐさめるようにするサーバルちゃん、紐とともに登場する今まであったフレンズ。さらにその後にはイントロと対照になるかのように、再度橋が出てきます(しかも今回は明らかに海が描写されている!)。あわせて考えると、「ヒトはここにはいないと知って落ち込む」→「フレンズの力を借りて橋を作る」→「そこを通って海を渡る」というストーリーができてるんですね。
ということで、OPの通りに話が進むとすれば、「ジャパリパークにヒトはいないと知ったかばんちゃんが他のヒトを探しにパークから旅立つ」という終わり方になるのではないでしょうか。一種の貴種流離譚としても読めるわけですね。
ちなみに橋ではなく船であるという可能性もありますね。行き先が決まっている旅ではないはずなので(行き先知ってても橋で渡れる距離でもなさそう…)、放浪という意味でも船の方が近いかもしれません。とはいえ両方ともに「渡るもの」ではあるので、意味合い的に近いものではあります。
はてなで「この記事は一年以上前の記事です」をつける方法
Qiitaなんかでよくありますよね。「この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。」とかそういうの。こういうやつです。これあるとめちゃめちゃ便利だと思うので、ぼくも作ってみることにしました。これめちゃめちゃ便利なんですよね。特に技術系の記事だと情報が古かったりもっと新しいやり方が主流になってたりするので、新しいかどうかって結構重要だったりします。
こんな感じになります。
やり方は、管理画面からデザイン→カスタマイズ→記事を選んで、「記事上」のところに下記を入れます。
<div id="timeAlert">この記事は最終更新日から一年以上が経過しています</div>
その後、「記事下」のところに下記を追加。
<script type="text/javascript">
var t = document.getElementsByClassName("updated");
var time = t[0].getAttribute("title");
var nowDate = new Date();
var pubDate = new Date(time.slice(0, 4), time.slice(5, 7), time.slice(8, 10));
var nowDate = new Date(nowDate.getFullYear(), nowDate.getMonth()+1,
nowDate.getDate());
var diff = (nowDate - pubDate) / 86400000;
if (diff > 365) {
document.getElementById("timeAlert").style.display = "block";
}
</script>
最後に、「デザインCSS」のところに下記を追加します。
#timeAlert {
display: none;
padding: 10px;
margin: 10px 0 0 0;
border: 1px solid #cccccc;
border-radius: 3px;
background: #eeeeee;
}
これで冒頭のように表示されます。残念ながらこのブログでは一年以上前の記事がないので実際に見てもらうことはできないのですが…。また、ぼくはReportっていうテンプレートを使ってるので、他のテンプレートだとうまく表示されないかもしれません。HTML分かる方ならすぐ修正できるかと思いますが、だめだったらコメント頂ければこちらでも見てみます。
SFが好きなフレンズに捧げる作品
けものはいてものけものはいない!名台詞ですね。いや台詞ではないけど。
カワウソちゃんがわーい!たーのしー!って言ってるところで頭のう指数が下がるのもいいのですが、SF的な側面にも是非目を向けて頂きたい!といってもこんなブログまでみていただいている方は既に考察とかは読み飽きるくらい見ておられると思いますので、けものフレンズがお好きな方ならハマるであろうSFを紹介します。
ゴールデン・フリース
移民船団の中で、船内を支配するコンピューターによって殺人が行われる、という冒頭から始まる小説です。何故殺人が行われたのか?死体の異常な状況は何が原因だったのか?それらが薄皮を剥がすように明かされていき、最後には話の根幹を揺るがすような大きなSF的種明かしが!
どこらへんがけものフレンズに近いテイストなのかは残念ながらラストに関わってきてしまうので書けないのですが、最後まで読んだ方なら「あ、こんな形のオチありえるかも…」と思っていただけるのではないでしょうか。
ハローサマー、グッドバイ
これはちょっと毛色違うかもしれませんが。話自体はかなりピュアなラブストーリーって感じです。一応地球じゃなくて異星の話なんですが、「そういう環境なんだ」と思っていただいて「ひと夏の思い出」みたいに読むこともできますね。
お話の中盤からは戦争が本格化し、さらに氷河期のような時代が近付いてくるということで主人公たちのいる街も雰囲気が変わってきます。
オチもあるけどSF的って感じではないのですが、異世界で生き延びる術ってあたりではけものフレンズとちょっと共通点あるかも、と思ってあげてみました。
寄港地のない船
ブレーメンII
漫画からも。(そしてこの項については話題にあげていただいた友人に感謝を!)
宇宙船の船長(書影右側の女の子です)が色々な星星を巡って色々な体験をする、というような話なのですが、この船の乗組員が全員遺伝子操作をされた動物なんです。
スタッフもみんな非常にスペックの高い人たちなのですが、なにせ元が動物なのでいわれのない差別を受けたり否定的な目で見られたりと、いわゆるダイバーシティ的な黒いエピソードもあったりします。あとしょーもないギャグも(笑)。
完成度の高い非常に面白い作品です。全5巻でサクッと読めるので、是非!
SF好きの人はうるさいイメージがあるのでもっとあるだろとか色々つっこまれそうなのですが(笑)、ぼくもこういうSF好きでもっと読みたいので、むしろつっこみ大歓迎です!是非色々教えてくださいませ!
「ほんとに儲かるんだったらお前が買え」はおかしくない?
セールスの電話に対して良くあるじゃないですか。ほんとならお前買えよ、みたいなの。あれに対して何となく納得したままこの歳まで暮らしてきたわけですが、よく考えたらおかしくない?というのが今日の話です。
もちろん詐欺まがいの商品とかも世の中にはあって、そういうのは例外としても、会社としてやってる以上社員にだけ売るわけにもいかないじゃないですか。
例えば投資商品ならすぐにお金が手元に戻ってくるわけではないので社員の人にしても買うのは限度があったり、もしくはコンプライアンス的な意味で社内の人は買えないとかもありそうですよね。健康食品とかモノの類であれば自分が使う以上に買っても仕方ないですし。会社としては売ることで利益を出しているものなので社員にだけ売ってるわけにもいかないですしね。
なので、表題の返し方はあまり反論になってないのでは、と思ったのです。
だからっつって電話で無差別にセールスかけてくるような奴からは買わないけどね!(笑)
確定申告のお供に。使えるICカードリーダ/ライタをまとめてみました。
マイナンバーカード、持ってます?今年からは確定申告もマイナンバーカードを使ってできるようになったので、試してみようと思っている方も多いのではないでしょうか。ぼくも去年頼んだので、今年はこれでやってみようかと思ってます。(余談ですが免許証持ってないので身分証明として大変便利!申し込みもネットで簡単にできますよー)
ただし、マイナンバーカードを使って確定申告をするためにはICカードリーダ/ライタが必要。確定申告のサイトも見てみたんですが、数が多くてめんどくさい…。こういう時に人様の役に立とうじゃないかということで、使えるICカードリーダ/ライタをまとめてみました。
値段は記事執筆時点のものです。また紹介する基準としては、Windows10とMaxOSX 10.11の両方で使えるのをまとめてるつもりですが、間違いなどあったらすいません。(っていうかOSが対応してたら大体なんでもいけんじゃねーかって気もしますが…)
[:content]
CLOUD2700-NTTCom
¥4,848。ちょい高めか。
SCR3310-NTTCom
¥13,480。レビューいいけど高い…。
ACR39-NTTCom
¥2,091。安いけど接触式。あんま気にしない人はこれでいいかも。
ACR1251CL-NTTCom
¥2,786。一応リンクはってるけどAmazon本体には在庫ないみたいです。非接触式。
ACR1251DI-NTTCom
¥6,749。ちょい高めだが他のとどれほど違うのかはよくわからず…。
uTrust/CLOUD2700
¥2,000。接触式だけど、多分最安?
ACR38U-I1MXLE112JA
¥2,645。
さて結局どれにしましょうか
「uTrust/CLOUD2700」が2000円と一番お安いので、これでいいんじゃないかと。しかし冒頭で今年はこれで、とか書いておいてなんですが、年に一度しか使わないもののために買い物するのもなんかもったいない気がしますよね。B-CASカードとか使う人はまた違うのかな?うちテレビないんでそのへんの事情はあんまりよく分からないのですが。
余談ですが、国税庁が出してる資料を見ると国内で流通してないらしきものとかもう生産してないらしきものとかもあって、丁寧すぎるんだか雑なんだか、お役所仕事~!って感じがしてちょっと笑いました。