「楽園追放」は古臭いほど純SFだった
ケツ!ロボ!ケツ!
とかばかり注目される「楽園追放」ですが、なかなか評判が良いようでしたし、しかもAmazonプライムで無料ということで見てみました。
これ、めちゃめちゃSFじゃないですか!
「王立宇宙軍 オネアミスの翼」「なつのロケット」(あさりよしとお)「機動戦士Vガンダム外伝」(長谷川裕一)とかを読まれた事はあるでしょうか。もしこの内の一作でも気に入った作品があるこなら、是非見ることをおすすめします。
(ここから先は少しネタバレになってしまいますのでご注意下さい)
主人公は捜査官のアンジェラ。普段は電脳化された存在だが、謎のハッカー「フロンティアセッター」に対抗するため生身の肉体となって地上に降り立つ、みたいな感じのあらすじです。
物語中盤ではフロンティアセッターは自立思考ができるAIだということが明らかになり、その目的が電脳化された人類とともに外宇宙を探索することであることが分かります。
最終的にはフロンティアセッターは宇宙に旅立つのですが、ではその後どこへたどり着くのだろうか?たどり着くまでに何百年、何千年かかるのだろうか?とか、もしかしたらその間に予想外のトラブルで文明が失われてしまうかもしれない、もしくは改めて力をつけた人類が新しいテクノロジーで先に着いてしまうかもしれない。
はるかな宇宙の彼方でぼくらと彼らが出会った時、どんな話をするのだろうか?
ちょっとロマンティック過ぎますか?(笑)
でも、SFの面白さとして科学的な正しさというのも一つではありますが、それ以前に未知なるものへの憧れとかがあると思っていて、そういう意味では古典的すぎるほど古典的なSF作品じゃないかと思ってます。
その他雑感。
フルCG作品ということで、人物の動きには若干の固さが感じられました。ただ、一部には手書きをもとにしたCG作画が行われているということで、旧エヴァのアスカのシーンみたいな動きだったり板野サーカスだったりも楽しいです。
主人公が釘宮なので、ちゃんと「勘違いしないでよね!」っていってくれますw
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