メガテンの「マッスルドリンコ」の元ネタはこれなのでは?
そもそもマッスルドリンコとは
ファミコン時代から続いているゲーム「女神転生」シリーズ(最近はペルソナと言った方が通るのだろうか…)に出てくる回復アイテムで、やくそうとかポーションに相当するアイテムです。ただしこのアイテムには特徴があって、たまに麻痺ステータスになることがあるという、要はあんまり使えない代物です。
マッスル北村とは
で、ここで話が変わるのですが、ボディビルダーでマッスル北村という方がいます。
詳しい話を書くとこのエントリーが全部埋まりそうなくらい濃い人なのですが、日本人離れした体型と東大に入る知性を併せ持ち、いかにも人柄の良さそうな柔和なしゃべりでテレビにも登場したり、さらに狂気めいた信念と意志でものごとに立ち向かう人だったのですが、残念ながらその情熱が災いし、低血糖(!)によって亡くなってしまいます。wikipediaにも詳しい記事がのってるので、気になる方は調べてみて下さい。
そのマッスル北村さんが考案した「マッスルシェイク」というものがあり、それがマッスルドリンコの元ネタだったのでは、と思った、というのがこのエントリーの主旨です。
マッスルシェイクとはどういったものか
検索した限り何パターンかあるようなのですが、
- 凍らせたササミと甘味料をミキサーで混ぜる
- 生のササミと適宜野菜をミキサーで混ぜる
といったもののようです。
検索していると実際に作ってみたという方のブログを見つけたのですが、飲んだ後しばらくするとお腹を壊してしまったとのこと。ああ、麻痺ってそういう…(笑)
【実際に試してみた】故・マッスル北村が考案! 伝説の『マッスルシェイク』、果たしてその味は!? | 筋肉バカドットコム ~ 筋肉から派生するあらゆるコンテンツを楽しむ総合メディアポータルサイト ~
驚異のマッスル北村飯!マッスルシェイク作ってみた - 僕が15kg痩せたらあの子はどんな顔をするだろう
時系列的にはどうなのか
ここがちょっと微妙なところで。メガテンスタッフなんて濃い人ばっかりなんだろうなとは思いますが、さすがに全然知られてないボディビルダーの作ったレシピまで知らないだろうと。ということで時系列を整理してみました。
- 1960年 マッスル北村生誕
- 1986年 マッスル北村、「ジャパン チャンピオンシップス」にて優勝
- 1987年 ファミコン版 女神転生発売(但しこの時点ではマッスルドリンコというアイテムはなかったみたい)
- 1990年 ファミコン版 女神転生II発売(この作品では回復ではなく上限アップ)
- 1992年 スーパーファミコン版 真・女神転生発売(この作品では回復アイテムとなり、「上限の二倍を超えると上限が1/2」というデメリットが付加される)
- 1993年 マッスル北村、「さんまのナンでもダービー」に出演(いつ頃から出演されていたかは不明…)
- 1994年 スーパーファミコン版 真・女神転生2発売(この作品から麻痺効果がつくようになった)
もはや当時のスタッフも離散していると思われ、正確なところは誰にも分からないのですが、マッスルシェイクがマッスルドリンコの元ネタになったというのは充分にあり得るのではないかと思っています。
当時から「ほうぎょく」とかの中にいきなりマッスルドリンコというのになんとなく違和感があったのですが、検索しても全然出てこないので、これに言及したの世界初じゃなかろうか(笑)。
おまけ
www.youtube.co めっちゃいい人そうですよね(笑)。
続きにある「ボディビルダーの食事3」にもマッスルシェイク的なものが出てきますよ。(5分くらいから)